抱拳礼
博大精深伝統文化、中国武術、最も代表的な拳術の一つは太極拳です。中国拳術習う前に若しくは稽古や大会、映画などでよく見かける最初の動作は抱拳礼を行います、中国語の発音は(Bao Quan Li)と発する。男女、流派問わずこのような動作が古来に伝わり、現在に至る延々とした神聖なマナーの契りです。

手形については右手は拳に握り、Penを持つ形から文を熟す、左手は手のひらを開き四つの指を立てて、親指を曲げる形から道具を熟す意味合いです。左右の手形に合わせ、背骨中心軸とし、両腕(肘)を並行し背筋を伸ばして前に押す。両手の親指を曲げることがPointです。
また右手の拳の関節が突出の形から、山の形に似たかれ五大陸と比喩し、左手は四つの指を立てることで、指の筋状が川に似ることから四大洋の比喩由来としてきた。
五大陸:ヨーロッパ大陸,アメリカ大陸,アフリカ大陸,アジア大陸,オセアニア大陸の5つの大陸をあらわしています。
四大洋:大西洋、太平洋、インド洋、北極海の4つだとしてきた。
また中医学の観点から手形は生理学、五臓六腑の表し、五臓(1肝臓・2心臓・3脾臓・4腎臓・5肺臓)生理学の五大系統の表し、(1循環系統・2消化系統・3神経系統・4リンパ系統・5免疫系統)。六腑は(1胆. 2小腸.3胃.4大腸.5膀胱.6三焦)。
左手の四指立てての持つ意味
人差し指から順に、
「徳」:道徳を守ること。
「智」:勤勉であること。
「体」:体を養って健康であること。
「美」:心を静かに美しく保つこと。
なお、左の掌、右の拳の親指はいずれもお辞儀をするように少し折ります。ピンと立てると、相手に対して自分の方が偉いことを示し、失礼になります。
太極拳は中国儒教思想(仁、義、礼、智、信、謙、譲)、道家思想(陰陽和合・五行八卦学説)中医学(経絡気功導引術)などの統合客観性に基づいて、心術・技術・体術・医術・学術・気術・の文武両道を追求し、哲学超える宇宙概念、武力を無き、四海皆兄弟姉妹の志でもある。